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いびきの健康リスクについて専門看護師に聞いてみた

2021年7月8日   By Jenny Matheson | Ecosa Dream Writers
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いびきは迷惑なものです。それは誰もが知っています。しかし、いびきには健康への影響があることをご存知でしょうか?

現在Specialist Clinics of Australia,で、いびきに対するSleepTightプログラムを統括している正看護師のジェニーさんに、いびきが全身の健康にどのような影響を与えるのかを聞いてみました。

いびきの健康リスク

大多数の人は人生の中で一度はいびきをかきます。年を取ってから始まる人もいれば、お酒を飲んだ後など、特別な時にしかしない人もいます。しかし、長期間にわたっていびきをかく人は、健康に大きな影響を与える可能性があります。

ここでは、長期的ないびきがもたらす5つの大きな健康上のリスクをご紹介します。

不適切な睡眠

いびきをかくと呼吸が乱れ、深い眠りにつくことができず、身体の疲労を回復することができません。もちろん、睡眠時無呼吸症候群の方は気づかないうちに夜中に何度も目が覚めていることでしょう。あなたのパートナーは、「息が詰まっているように聞こえる」と言うかもしれません。

十分な睡眠がとれていないと、疲労感や気分の落ち込み、集中力の低下など、さまざまな問題を引き起こす危険性があります。

酸素不足

睡眠中は体の修復や回復が行われますが、それを効果的に行うためには酸素が必要です。いびきで呼吸が乱れると、脳や体に必要な酸素が奪われてしまいます。

私がICUで働いていたときに、肝臓に十分な酸素が供給されていないために肝臓移植が必要な患者さんがいたことは忘れられません。その理由? いびきをかいていたため、睡眠時無呼吸症候群になり酸素不足になってしまったのです。

心臓圧迫

また、継続的な酸素不足と不十分な睡眠は、長く放置すると心臓病のリスクを高めます。

これは、いびきをかく人が睡眠時無呼吸症候群になった場合、さらに悪化します。ほんの一瞬でも呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下し、心拍数や血圧が急激に上昇してしまいます。これが頻繁に起こると、高血圧症になり最終的には心臓病や脳卒中を引き起こす可能性があります。

体重増加

いびきをかくと睡眠サイクルが乱れ、日中に疲労感を感じやすくなります。疲労感があると、砂糖やファーストフードからエネルギーを得ようとします。これは、疲れた体では、よく休んだ体ほどレプチン(食欲を減退させるホルモン)を分泌できないからです。言うまでもなく、疲れと空腹の両方を抱えているときは、「手っ取り早い解決策を探す」のです。

いびきの対策は?

いびきを軽減するための機器はいくつかありますが、特定の人にはレーザー治療が効果的です。また、良い睡眠習慣を身につけることで、大きな変化が得られます。

まずは、横向きで寝ることから始めましょう。仰向けで寝ると、喉の奥にある軟口蓋が下に垂れ下がり、風になびく旗のようにはためき、それがひどいいびきの原因となります。横向きに寝ると、この現象を最小限に抑えることができます。

また、首周りに脂肪がついていると、舌が圧迫されて軟口蓋に押し付けられるため、太鼓の音のようないびきが増えます。太りすぎの方は、少しでも体重を減らすことが効果的です(他にもたくさんのメリットがあります)。

最後に、アルコールの摂取量を制限するようにしましょう。一晩に普通のお酒を2杯までにして、寝る2時間前までに飲むようにします。アルコールには無意識に筋肉を弛緩させる作用があり、喉の筋肉を弛緩させて、いつもよりひどいいびきをかくことになります。

著者について

ジェニーは正看護師で、心臓病学と集中治療の分野で29年の経験を持っています。彼女は、睡眠が健康に与える影響に情熱を持っており、現在、Specialist Clinics of Australia.でいびきのためのSleepTightプログラムを監督しています。


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